豪雪に閉ざされた山荘で、ベストセラー作家・桐生宗一が密室で死亡した。残されたのは長年の友人である作家と、彼を支え続けた担当編集者の二人だけ。互いを疑い、真相を語り合う一夜が始まる。あなたは相手の言葉のどこに嘘を見抜けるか。
舞台は長野県の山奥にある『雪嶺荘』。鉄道も道路も雪で断たれ、外界と完全に切り離された木造二階建ての別荘である。建物は故・桐生宗一が三十年前に購入し、執筆の缶詰部屋として愛用してきた。一階にはリビング・キッチン・書斎、二階には三つの寝室と書庫がある。電話線は雪で切れ、携帯電話は圏外、唯一の通信手段は短波ラジオのみ。事件は十二月の三日目、夜更けに発生した。窓の外では吹雪が荒れ狂い、暖炉の薪がはぜる音だけが静寂を破る。書斎の机には、桐生が遺した未完の原稿『最後の証言』が無造作に積まれている。
藤代涼介
42歳 ・ 小説家
佐倉真理
48歳 ・ 文芸編集者
8
手がかり
15
タイムライン
2
キャラクター
価格
無料